素人が憂える真実シリーズ23回(総終編1)

1.  地球温暖化は、もう止まらない: 今月(2015年12月)、パリ郊外で地球温暖対策会議(COP21)が開催された。CO2排出量1位と2位の中国と米国(2国で世界の50%)がCO2削減に協力する事で合意した。中国は石炭暖房などによるPM2.5に悩まされ、やっと重い腰を上げた。一方、アメリカの共和党支持者の64%が「地球温暖化問題は存在しない」との認識だそうだ。「氷河期が来る」との説を信じている人もいる様だ。次の大統領選挙で、共和党(トランプ氏とか)が当選したら、振出しに戻るかもしれない。このままのCO2排出が続くと、今世紀末までに、地球の平均気温が産業革命以前から5℃上昇する可能性があるという。それを「2℃以下に抑えよう」と言うのがCOP21の削減目標の様だ。しかし、現在、既に産業革命以前より、0.8℃上昇しており、現状でも温暖化のポジティブ・フィードバック状態が始まっている。人類の放出量を、今直ちにゼロにしても、もう止まらないと思う。それは、①シベリアの凍土の融解により埋もれたメタンが放出され、凍土の下の有機物が微生物によって分解され、CO2を発生させている。②インドネシアの森林伐採や焼畑農業により、地下で泥炭火災が発生している。③スーパーエルニーニョで、米国・カルフォルニアの森林火災が止まらない。④ブラジルのアマゾン川流域の開発で、CO2吸収源の森林が減少している。⑤さらに、海水温の上昇により、日本近海にも沢山埋もれているメタン・ハイドレイトの融解が始まれば、破滅的な状況を起こす。メタンはCO2の100倍位の温暖化ガスである。

2.  2億4千年前にも、温暖化で生物大絶滅: 最近の50万年は、10万年毎にミランコビッチサイクルという氷河期と間氷期が繰り返されて来た。最後の氷河期が終わったのは1万6千年前と言われ、その後、CO2を吸収する森林が広がり、順次氷河期に向かうはずだった。しかし、6千年前位から栄えたメソポタミア・エジプト文明、インダス・黄河文明で、大量の森林が破壊された。地球温暖化の兆しは、産業革命で化石燃料を使い始めるより、ずっと前から始まっていた。地球の超温暖化は、実は、2億4千万年前にもあり、地球上の生物の90%以上が絶滅した。その時は、世界の大陸が1ヵ所に集まる「パンゲア状態」となった。世界の大陸はプレートに乗り、プレートはマントルの動きに乗って動いている。マントルが大陸を押しているので、パンゲアの中心付近で、マントルの圧力が上がり、巨大な噴火が起こったらしい。パンゲア上の植物の大火災とマントルに含まれるCO2で、超温室効果が発生した。次のパンゲアは2億数千万年後と言われているが、その前に、人類が「生物大絶滅」を起こすだろう。

3.  人類大量消滅まであと1秒: 地球誕生から現在までを1年とする「地球時間」と言う考えがある。5月頃に、光合成を行うシアノバクテリアが誕生して、酸素を発生させた。10月頃には酸素が増え、CO2が減少して、地球全球凍結が2回起こっている。10月中旬に多細胞生物が現れ、2億4千年前の生物大量絶滅は12月中旬である。また、メキシコ湾に落下した隕石で恐竜が絶滅した6500万年前は12月28日、現代人が現れた17万年前は12月31日午後11時30分である。最後の氷河期が終わる1万6千年前は、11時57分となる。産業革命後、人類が大量の化石燃料を使い始めたのは、午後11時59分57秒(年越まで、あと3秒)と言う計算になる。正月1秒後には、90億の人口の90%以上の大量餓死と大型生物や植物の大量絶滅が危惧される。その後、少数(1億人位?)の金持ちが、人工環境のシェルターとか地下に住み、そこで食糧も生産して、末永く生き延びるかもしれない。

4.  世界大都市海没の危機: COP21に戻そう。「温暖化による難民対策」を話し合ったらしい。何かと思ったら、太平洋の島ツバルやフィジーなどの海面上昇だそうだ。現在、温暖化により、海面が数10cm上昇しているそうだ。この原因は温暖化による海水膨張とヒマラヤ等の氷河の後退、グリーンランドや南極の氷の融解である。私が危惧するのは、南極である。南極は大陸なく、実は「島嶼」の集まりだそうだ。既に、大陸と言われている南極の氷山の周辺の海面上では、氷の底が融解して、上の氷が崩壊しつつある。私は、今世紀末までに、6mの海面上昇を危惧している。6m上昇すると、東京の下町や大阪の市街地の大半が海没する。タイのバンコックでは、数10Km奥のアユタヤまでが、海抜2m以下だそうだ。ロンドンのテームズ川では、堤防を2mかさ上げする工事を始めたそうだが、とても、とても、その高さでは間に合わない。世界中の大都市が海没する。南極の氷が全部溶けると、海面は23m上昇するらしい。

私の提言
5.  マイナンバーは「住所氏名」と同じ: マイナンバーが秘密の塊と思っている人が多いが、本質的には「住所氏名」と同じである。しかし、これが怖いのは「運用」である。給料・年金・医療・消費などの個人情報が全て、マイナンバーで串刺しできるからである。運用に当たっては、ハッカーなどからのサイバーセキュリティー向上が必須である。具体的には、①分野別にサーバーを別々にする事、②その情報を検索できる人(コンピュータ)を別々にする事、③ビッグデータに利用する場合は、ナンバーが解らない様にする事、④最も危険な医療情報などは、本人のマイナンバーカード(診察券代用)以外では、検索できない様にするなどが、考えられる。アメリカの「社会保障番号」など、数10年運用されているシステムでも問題が多い様だ。その辺の運用手法を参考にして、充分対策を取る必要が有る。

6.  弱者に優しい弁当軽減税率: 自民党は生鮮食料品4000億円、公明党は加工食品を含め1兆2000億円と綱引していたが、政権は公明党側に歩み寄った。それは、集団的自衛権の時の借りと、沖縄市長選の選挙協力だったらしい。6000億円の財源が不足とか、赤字国債の事など念頭にない様だ。そもそも、消費税は低所得者に相対的負担が多い事から、食料品に税軽減を計るとの意図だそうだが、時代は変わった。生鮮食品を買って料理をする家庭はセレブだ。私は、主食の割合が多い食品の税軽減が良いと思う。例えば、「1人1食500円以下で、含水炭素の量が100g以上の食品など」とするのはどうだろうか? おにぎり、カップ麺、パン、宅配弁当などの内食、立食ソバや牛丼などの外食を軽減し、低所得の年寄や非正規の最低限の生活を保護するのが良いと思う。

7.  参議院は党議拘束なしの無記名投票とすべき: 最近の国会では、いい加減な答弁が目立つ。戦争法案と言われた「集団的自衛権」でも、一定の討議時間の後に強行採決し、国民の声を無視して、通過してしまった。少なくとも、参議院は「良識の府」として、党議拘束を外して、無記名投票としてはどうか? 参議院議会場には、既に数年前に電子投票の設備が設置されている。隣の席からも見えない様に、ボタンの所にカバーまで付いているそうだ。「無記名にしたら投票結果に責任を持たなくなる」との意見もあるが、その投票結果を「5年後に公開する」などの制度が良いと思う。5年後なら、ある議員の投票が党議に反していても、時代に適応した良い投票であったかどうか、国民の判定に任せれば良い。その判定は次の選挙の民意となるだろう。

8.  医療費の負担率1割・3割の改定: 医療費の窓口負担は、後期高齢者の場合、1割と3割がある。夫婦2人所帯では、前年度の収入(各種控除を含まない)が520万円以上の人が3割、未満が1割となる。1人世帯では380万円が境界線だ。また、生活保護世帯の負担額は零である。私の場合は、物価低迷による年金減額で3割から1割になった。また、配偶者の死亡により、翌年から1割から3割になった人もいる。なぜ一挙に3倍になるのであろうか、段階を細かく区切ると、年収などのプライバシーを侵害するとの配慮かも知れない。また、病院会計の「窓口計算が面倒になる」事も考えられる。私の提案は、全て3割負担として、現在の「高額医療費還付制度」を利用するのが良いと思う。以前は、市町村の健康保険窓口での還付手続きが大変であったが、私の自治体では、簡単に自動振込される様になった。この制度なら、医療負担がゼロの生活保護者を食い物にした犯罪(医療費詐欺)も抑制できる。

9.  配偶者控除制度は時代に合わない: 給与所得控除65万円と配偶者控除38万円=103万円の壁とも言われ、配偶者にそれ以上の所得があると納税対象者となる。その配偶者の国税と住民税を納税すると所得160万円位までは、実質的所得は増えない。また、企業によっては、配偶者手当を支給している所も多く、それを含めると更に不利になる。50数年前に私が経験した事がある。それは、私の所で働いていたパート女性が、12月10日頃に勤労部から「出勤を控える様に」と言われた。こんな会社は嫌だと、私の部下の正社員が辞めて行った。経済成長の最中に大切な社員を失った苦い経験である。この頃は、主婦や学生のアルバイトで、特に問題も少なかったが、その後、物価は3倍位になり、103万円の価値も下がった。また、時給650円位の最低賃金のベースともなり、非正規労働者とアルバイトの主婦が競争する羽目になった。政府は10年位前から、度々、配偶者控除廃止の検討を行っているが、なぜか、経営者と勤労者の双方からの反対があって実現していない。しかし、オリンピック特需の人手不足による良質労働者不足を見越し、年俸280万円程度の限定正社員の採用を始めた企業もある。一方、安倍政権は、時給1,000円の新しい矢(的)を射たいと言っている。良い事だが、その前に「配偶者控除制度」を廃止すべきだ。

10.  日本をむしばむ長時間労働: 私は20年位前だろうか、IT技術者の管理を行った。プログラミング技術の個人能力には、大きな差が有る事を経験している。例えば、10人位のグループに、あるプログラム作成を任せたとすると9人の成果では、使い物にならない。納期の真近に、1人のグループリーダが最後のデバグと修正を行って完成品を作り上げている事があった。能力の低い人は、必死に残業をして仕事をしても、できないのかも知れないが、そういう人に限って、所定時間内はPCに向かってノロノロと作業し、残業時間を稼いでいる人(残業代泥棒)もいた。日本の残業時間は世界的に見ても多く、作業効率が悪いと言われている。政府はホワイトエクゼンティーブ制度を導入し始めたが、まだ、年収1200万円以上の高所得者を対象としている。年収500万円位まで広げてほしい。また、部下が残業しているから、上司も帰れない。上司が残っているから、部下が帰れないなどの悪循環の無くし、残業しない社会風習が大切だ。これにより、女性や非正規労働者の括約(1億総活躍社会)を実現し、同一労働・同一賃金の社会に向かって欲しい。法律的にも「残業時間の多い企業」の税金を増やすとか、ブラック企業から違反金を取るなどの政策が必要だ。また、世界中の必要労働力は減少している。効率化と称してロボットが仕事を奪ってしまった。残業を減らして、国民総1億がワークシェアするしかない。

11.  贈収賄の民間と公務員の差別は不要: 歌うドクターと呼ばれる人気者医師が逮捕された。国家公務員共済系の病院で、透析患者を紹介する代わりに、数10万円の謝礼を貰っていたそうだ。腎臓透析は1人年1千万円位掛かるが、難病として認定されていて、患者本人の負担は少ないそうだ。この病院は、国の税金が一部使われ、「みなし公務員扱い」との事だ。最近、度々、公務員の収賄が問題になっているが、同じ事を100%の民間病院が行っても良いのだろうか。医療機器や医薬品などを、懇意にする業者から購入して、収賄している民間病院の医師も沢山存在する。また、以前は、手術をしてもらった医師には、個人的に数10万円の謝礼をする事も常識的に行われて来た。国家公務員はバツで、民間病院はマルと言うのもおかしい。「悪いものは、誰が行っても悪い。」と言う法律制度が必要だ。

12.  抗がん剤を拒んで30年ピンピン: 私は1985年5月に国立がんセンターで大腸がんの手術をした。S状結腸を25cm切除し、肛門から8cmの所で縫合した。当時、病院には大腸がん手術の医師が2人おり、1人は人工肛門推進派で、1人は肛門温存治療派であったが、私は、運よく肛門が保存され、その後のテニスやダンスなどの趣味を30年続けてこられた。しかし、生体の一部を切除すると言う事は、意識的に排便することができず、更に毎日3~4回に分けて排便するなどの不便がある。テニス仲間から「そんな事なら死んだほうがまし」と言われた事もあったが、まだ、死なずに生きている。また、手術後、抗がん剤を勧められたが、断った。私は、入院中に幾つかのがん治療の本を読み、抗がん剤は「100害あって、1利なし」と言う事を知ったからであった。

13.  PSAは前立腺がんマーカーでない: 10数年前、同級生の1人が前立腺がんで亡くなった。秋口に、風邪気味でレントゲンを撮ったら、肋骨が真っ黒だったそうだ。前立腺がんが骨に転移していた。私達がお見舞いに行った時、「俺は毎年健康診断を受けてきた。追加1,000円でPSAの検査が受けられる。お前らPSA検査を受けろ。俺の遺言だ!」と言われた。その後、私は毎年PSAの検査を受けてきた。当初の10年前から、限界値の4.0付近を上下してきた。3年前の横浜市健康診断のオプションで、PSAが6.8になり、近所の医者から専門医の検査を強く求められた。MRI検査で、前立腺がんと同時に、膀胱がんの影を指摘された。前立腺がんは、一般的に進行が遅く、その他の原因で死亡した人の解剖結果では、半数の人に前立腺がんが見つかるそうだ。近々、日本の前立腺患者数は、大腸がん・胃がんを抜き、男性がんの1位になるそうだ。それは、PSA検査の受診者が増え、直ぐに生検(肛門から16本の針を刺して採取した細胞を顕微鏡で検査する)し、「治療の必要が無い」がん患者を作りだしている。しかし、一方、2012年8月の「CNNニュース」によると、「米政府の予防医学作業部会は、前立腺がん検診は推奨せず」との報告がある。PSA検査グループと非検査グループで生存率に差が無い為との事だ。そもそもPSAとは、前立腺が作る「たんぱく質」の一つで、精液を固まらせない機能がある様だ。前立腺がんになると、腺構造が壊れて前立腺液が血液中に漏れ出す。しかし、前立腺肥大、性交、運動(乗馬・自転車・バイクなど)でも、血液中のPSA値が高まる。それが、年寄りの半数もが罹患している「おとなしいがん」を見つけては、手術・ホルモン療法・放射線治療を行っている。私の場合も、10年以上前から「おとなしい転移しない前立腺がん」が有ったらしく、1回のホルモン注射を受けただけで、3年前のMRI画像と今年のMRI画像の影は「同じ」との結果であった。

14.  もっと進歩して欲しい膀胱がん治療: 私は、前立腺がん検査のMRIに、膀胱がんの影があり、膀胱鏡で見ると細い糸状のがん細胞が、ゆらゆらと、内視鏡の画面で揺れていた。これは、イソギンチャク状の比較的良性のがんとの事だった。2012年11月に5泊6日の入院手術で切除してもらった。膀胱のがんは「切除の際にがん細胞の破片が飛び散って、再発する事が多い」との事で、膀胱にBCG(無毒化した結核菌)を注入するのが標準療法となっている。私も翌年の5月から6回(週1回)の通院で「BCG治療」を行った。この治療の治験では「無再発生存率が20%」と他の治療より効果が高かったとの事で標準療法となった。しかし、この療法の効果は理論的には証明されていない。「BCGが患者の免疫力を高める」と言う一つの説明もあるが、免疫細胞の働きで「膀胱壁がただれ、人工的な膀胱炎を起こし、膀胱壁を一皮むき、がん細胞も剥がれ落ちる」と言う荒っぽい治療かもしれない。私の場合は、BCG治療から1年半後の2013年12月に、尿に白血球が混じり、その時の細胞診で膀胱がんの再発を宣告された。その後の治療は、再度の「BCG治療しかない」と言われた。私は「再発を防ぐ為のBCG治療で再発したのだから」と、膀胱全摘を覚悟で、その後1年間様子を見ている。そもそも、無再発生存率とは、患者の健康生活はどうでも?再発しない率である。私の場合もBCGの副作用で、膀胱萎縮が起こり、蓄尿量が100cc位と不便な生活を強いられている。膀胱全摘の場合、一般に小腸の一部を切取り、袋を作り、そこに腎臓からの尿管を接続するらしい。出口の方は、尿道括約筋を残せる場合は、尿道に繋ぎ陰茎から排尿する事ができるが、殆どの場合、ストーマと言う穴をお腹に開けて排尿する事になる様だ。いずれの場合も、新膀胱には、尿意を感じる神経が無いので、数時間毎に導尿する必要がある様だ。また、小腸と言う臓器は、数日おきに細胞が入替るそうで、その為、毎日、新膀胱の掃除(生理食塩水で洗う)をする必要が有るらしい。私は、今の時代に、「袋を人工繊維で作り、尿の圧力センサーを埋め込む」のが良いと思い、調べた所、フランスで「犬で実験中」と言う情報しかなかった。

15.  「がんもどき」は本当にあるのか: 「がんより怖いがん治療」など、近藤誠氏のシリーズがある。その理論の概要は、「転移しない癌は怖くない。転移するかどうかは、最初にできた癌幹細胞の性質による。転移する癌は、最新医療機器を駆使しても見つからないサイズ(零点数mm)位で転移している」と言うものだ。それを統計的な手法と経験で説明している。一般に、癌は正常な細胞が増殖する際のDNAのコピーミスから起こると言われている。それは、喫煙などの化学物質、紫外線などが原因で、1日数千個もの癌化細胞が自然発生するらしい。その癌化細胞は、殆ど全てが、アポトーシスと言う自己死(自然消滅)と免疫細胞に攻撃されて、取り除かれている。しかし、たまたま、免疫細胞から見逃され「最初の癌」ができる。その癌細胞の増殖速度には差があり、早いもので1年、遅いものは20年位で検出可能な大きさになる。もし、近藤誠氏の「がんもどき」が現実にあるなら、私は、その癌細胞のDNA解析で、「転移する癌」と「転移しない癌」を区別できると思う。転移する癌は、簡単には治療できない。抗がん剤を使っても生存期間が数ヶ月延びるだけだと思う。しかし、「転移しない癌」の場合は、有毒な抗がん剤を使う必要が無い。年間、数兆円の医療費削減にもつながる。

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