人類はエボラ出血熱に勝てるか?

素人が憂える真実シリーズ(第17回)
2014.11.06 菊池喜康記
1. 猛威を奮う「エボラ出血熱」
 西アフリカを中心に「エボラ出血熱」が蔓延し、2014年11月初めに、患者数13,000人、死亡率50%と言われている。エボラ出血熱の病原体は、ウィルスで、80x800nmの細長いRNA型(DNAは2重螺旋)である。
元々、アフリカ中央部の小さな村で発生した病気で、「現地の食用コウモリから感染した」との報告が、2005年にあった。それが、アフリカ西部の人口密集地で感染が広り、緊急事態となっている。特に、アフリカで、エボラ患者を治療した医療従事者がスペインやアメリカに帰国して、二次感染も発生して問題になった。

2. 何かおかしい「感染対策」
当初、感染は、「皮膚や粘膜への直接接触感染」のみ」と言われていたが、その後、飛沫でも「鼻や目の粘膜」にウィルスが付くと危険だと言われ、全身を覆う防護服とガスマスクの様な、重装備となり、手袋から防護服の脱ぎ方まで、「接触した可能性のある、表側に触らない様に」と指導されている。アメリカでの二次感染は、防護服の「首」の部分が隠れていなかった為と非難されていた。一方、空港に患者が移送される時の映像では、防護服に身を包んだ医療関係者の直ぐそばに、半そで姿の空港関係者が写っていた。エイズの場合は、40年来の研究と事実関係により輸血・血液製剤・性交渉でしか感染しないらしいので納得できるが、エボラの場合は、まだ研究が充分とは言えない様だ。デング熱は蚊が媒介するらしいが、エボラはなぜ蚊が媒介しないのか? また、ノロ・ウィルスは、患者の吐しゃ物が乾燥して飛び散っても感染する様だが、エボラは今の所「それは無い」と言われている。本当だろうか?
私の推察では、蠅が媒介する可能性はあると思う。患者やその吐しゃ物・便などの排泄物に集った蠅が、正常な人の身体(粘膜など)にたかったり、食物を通じて感染を起こす可能性は充分あると思う。後は、その様な環境(空気中?)での生存時間のみで、1秒なのか10秒なのか、それ以上なのかの違いであろう。アフリカ諸国には、蠅や昆虫が沢山いる。潜伏期間は3日~21日と言われているが、私は、潜伏期間中は、患者の血液や皮膚接触(握手など)と汚物に接しない限り、感染しないと思う。したがって、患者が高熱になった以降の注意が必要だと思う。

3. エボラ出血熱の撲滅は可能か
 致死率が高いのに、エボラ・ワクチンの開発が遅れた理由は何だろうか? 患者が少なかったので、治験対象者が少なかった事もあるが、主として、ワクチンの作成、特に治験に多額の費用がかかる為(ペイしない)の様だ。結局、商売上の理由、資本主義経済の弊害でなかろうか?
エボラ出血熱に感染して、スペインに帰国した患者に、エボラ感染して回復した人の血清(血液から赤血球や白血球などの拒絶反応を起こす物質を除いた液)で、治療できたと言う報告がでている。これそのものが「エボラ・ワクチン」に相当すると思う。量が少ないなら、「感染した」or「させた」コウモリや犬、鳥からでも、その血清を弱毒化して、ワクチンが作れると思う。
 富士フィルムが開発した「抗ウィルス薬・アビガン」が、エボラの治療に役立つそうだ。久々な「日本発の成果」である。しかし、この薬は日本では使えないそうだ。厚生労働省の指導で、インフルエンザ治療薬のタミフルとリゼンザに耐性を持つ、インフルエンザ(新型?)が、出現した時の「最後の治療薬」として温存するそうだ。(日本にエボラ出血熱が入ってきた時にどうするかは、未定らしいが)
 私の予想では、医療機関が整い、清潔な、虫の少ない欧米先進国での感染拡大は殆ど無いと思う。しかし、インドなど、東南アジアに感染が拡大すると、深刻な事態になる可能性は高い。

4. 国連、対キューバ経済制裁解除を決議
10月28日、国連で「アメリカがキューバに対して行っている経済制裁解除を求める決議案が、圧倒的多数の賛成(反対は、アメリカとイスラエルの2ヵ国のみ)で採択されたそうだ。1959のキューバ革命以来、アメリカが続けていた経済制裁が今も残っているとは、びっくりだ!! そんなキューバが、エラボ治療医師団300人以上を西アフリカに送っているそうだ。インド洋大津波やハイチ地震にも活躍したらしい。また、悪名高いイスラム人収容施設のグアンタナモ刑務所もキューバにあるそうだ。(参考:米西戦争に勝利したアメリカは、1889年に、スペインからフィリピン、グアム島、プエルトリコを獲得し、キューバの独立を認めさせ、ドサクサ紛れにハワイ王国も併合し、カリブ海と太平洋に勢力圏を確立した。グアンタナモ湾は、主権はキューバにあるが、アメリカの永久租借とされ、現在も米軍基地となっている) オバマ大統領は、2008年の大統領選で「グアンタナモ収容所」の閉鎖を公約したが、共和党の反対で棚上げになっている。
また、中間選挙の前の11月2日付の読売新聞に「米、世界の警察返上」の記事があった。オバマ大統領の9月の演説で、「世界秩序の維持よりも国民生活の向上に重きを置く」と景気や雇用の好転をアッピールしたそうだ。なんで、この記事が、中間選挙の前々日に掲載されたのか? 理由は解らない。あと2日で、この記事は「価値がなくなる」からだろう。アメリカは「朝鮮半島」「ベトナム」「アフガニスタン」「イラク」と全ての戦争で「負け犬」となった。反省は無いのか?
  
5. アメリカ中間選挙で共和党が惨敗
11月4日の中間選挙で、アメリカ上下院とも共和党が過半数を取った。これからの2年は大変だ!! イラクやシリアへの介入(派兵)に踏み切らざるを得ないかもしれない。人は出さないで、無人飛行機や無人戦車だけ出すかもしれない。アメリカの国内の安全な場所から、ゲーム機の様なリモコンで、殺人が行われるかもしれない。ぞっとする! 実際の兵士は、「国連から出せ」と言ってくる可能性もある。その時、集団的自衛権を閣議決定した日本は断れるのだろうか?
 オバマ大統領は「口だけで実績が無い」として、人気が下がり、支持率は40%に落ちている。私は、オバマ大統領の実績は大きいと思う。大統領就任直後から、前「ばかブッシュ大統領」の尻拭いをさせられ、アフガニスタン・イラクからの撤退などを行った。他に、医療保険改革、地球温暖化対策(石炭火力発電の規制)、失業率の低下などきりがない。しかし、「経済の失敗」が大きかったと言う。一部の富裕層に金が集中し、庶民の生活は楽になっていない。米国民は、その原因を「オバマ大統領の大きい政府の結果」と非難している。しかし、この現象は、世界共通(日本も含む)で、「資本主義経済の崩壊の前兆である」と、私は思う。
昨年の今頃は、共和党が、「米国債の限度額に反対」し、公務員の給与も払えない事態に陥って、民主党優勢に傾いていたが、上下院議員改選が1年遅かった。今年の春までは、次期大統領候補として、ヒラリー・クリントンが優勢だったが、後2年の大統領選までは、長すぎる。先日、ヒラリーの顔が一瞬テレビに映ったが、国務長官当時の面影はなかった。「ぷくぷく太った普通のおばさん」の様だった。次期大統領選を戦う為には「民主党タカ派」になるしかないとも言われている。もっと、恐ろしい世界になりそうで、心配だ!!

6. エボラ対策が失敗した方が人類の為かも
上記の様に、私は、エボラ出血熱は、100年前の天然痘撲滅と同様、ワクチンを中心として、何とかなると思っているが、人類にとって、「撲滅できない方が幸せか?」とも思う。世界の人口は多すぎる。特に、アフリカとインドの人口増加が、世界を破滅に導く。例えば、世界の人口が、エボラで1/3(中国は一人っ子政策の影響で自然減)になれば、地球の資源保存になるし、地球温暖化も遅らせられよう。更に、地球の何処かで、何時かは必ず起こる「巨大火山噴火」による影響、特に、世界を覆う火山灰で引き起こされる数年~数十年間の寒冷化、冷害→食糧不足結果だ。悲惨な大量餓死よる「全世界人類の共倒れ」に、少しは、役立つかもしれない。

追記:11月6日「総連本部の売却確定(最高裁が抗告棄却)」の記事があった。私の前回のブログ(拉致問題解決はなぜ延ばされた?)で、「安倍政権は、朝鮮総連会館の売却も一時凍結し」と書いたが。これが理由だったと推定できる。多分、実務者会議で日本側は「会館は、司法の問題だから・・・・」とさらりと受答えしたのだろう。日本においては、その通りであろうが、北朝鮮では考えられない。一党独裁政権は、トップ(金正恩総書記)の一存で「何でもできる」国であるから、「こりゃダメだ!!」と考えたに違いない。でも、こんな時に「外交」優先で何とかできないのか? 日本が悪い!!

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